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流氷の上でタンゴ

ときめき技術職員の覚え書き

文献管理をMendeleyに乗り換えた話

これまではEndnoteを使っていたわけだけど、
Mendeleyに乗り換えることにした。

というのも、新しい分野についての文献収集をやる必要があり
現状のカオスなフォルダに放り込むのはちょっとアレだと思った次第。
4年くらい前にMendeleyを一瞬触った限りでは微妙だと思っていたけれど、
今回改めていじってみると色々改良されていたので。


触ってみてMendeleyの使い勝手のよいところを何点か挙げると:

Androidアプリが使える
タブレットで気軽に論文が読めるので嬉しい。
英文読み上げに対応してくれればさらに嬉しいのだが。

なお、アップデート後にPDFがダウンロードできなくなることがしばしばある。
自分の環境では再起動すると読み込めるようになった。

 

・フォルダの階層化ができる
Endnote X7ではできなかった(はず)。

 

・無料なのでライセンスを気にしなくてよい
Endnoteだと、インストールできるマシンの上限が決まっていた(はず)。
あと、インストールするときにディスクが必要だった。
その辺、無料なのでどこからでも好きにアカウントに紐付けできる。


使い勝手の悪い点は:


・日本語文献に弱い
日本語PDFの書誌情報をうまく読み込んでくれない。

日本語論文 to Mendeleyというのを使えば対応できるものもあるが、
CiNiiに登録されている文献しか対応していない。
あと、読み込むPDFによってはうまくタイトルを読み込んでくれないので
その場合は手動でタイトルを検索してやる必要がある。

 

・(デスクトップ版)ドラッグ&ドロップでファイルを追加できない
これができればもう少し使い勝手がよくなるのだけど。

 

・ファイルの一意性がない
フォルダからフォルダへファイルを移動、したと思ったら元ファイルは元の場所に残ってしまう。
文献を整理しよう、というときに少し面倒。

確認したところ、Endnoteもそうなのできっと仕様なのだろう。
しかし、なんか直観に反するので苦手。

 

・文献情報の取り込みに対応していないサイトがある
ほとんどのサイトから書誌情報をダウンロードできるのだけど、対応していないサイトもある。
(そもそもEndnoteならGoogle Scholarの引用からダウンロードできる)


そんな感じで、
文献情報を自分で編集するときにはやっぱりEndnoteが便利だなーと思いつつも、
普段使いにはMendeleyでも十分だな、という水準にはなってきている気がする。

 

参考文献リストを作るのにはまだ使っていないので、その辺りの挙動についてはもう少し様子を見たい。

日常と戦わねばならなくなったときに読んだ本

書籍紹介
その日は突然やってくる。
 
身体が動かなくなる。
頭が回らなくなる。
これまで簡単にできたはずの仕事が、家事が、何もできなくなる。
見慣れた毎日が変貌し、突如牙をむく。
 
休むのが一番なのだが、休めない。
逃げられれば逃げるのだが、逃げられない。
家族でも誰でも、頼りにできる相手がいるならば頼った方がいいのだけれど、頼る相手がいない。
 
ひとりで日常と戦わなければならない。
 
以下で紹介するのは、そのような状況にわたしが追い込まれた*1ときに参考にした書籍のリストである。ちょうど人に紹介したものが発掘されたので公開してみることにする。
なお二年以上前の話なのでリストは若干古い。
 

・タスク処理関連

日常は小さいタスクの集積である。
 
病人は、圧倒的にリソースに欠ける。
体力がない、てきぱきと動けない、集中力が続かないetc.
無理をすれば翌日に響く。されど何もしなければすぐにタスクで押しつぶされる。
そこで、いかに気力を振り絞らないで一日を回すかということが重要になる。
 

酒井一太『「うつ」とよりそう仕事術』

「うつ」とよりそう仕事術 (Nanaブックス)

「うつ」とよりそう仕事術 (Nanaブックス)

  • 作者: 酒井一太
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  • 発売日: 2011/12/20
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  • この商品を含むブログ (14件) を見る
 
鬱との闘病を続けながら社会復帰をしている人の著書。思考力・体力が低下してもまわるシステム、という観点から非常に重要。
 

デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』 

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

 

 GTD(Get Things Done)という仕事術の入門書。頭の中にあるタスクをすべて書き出して整理する。上述の『「うつ」とよりそう仕事術』でも紹介されている方式。

 
 
その他気に入ったらお好みで↓
ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法

ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法

 

 

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

 

 

Limoncelli『エンジニアのための時間管理術』

エンジニアのための時間管理術

エンジニアのための時間管理術

 
進捗やプロジェクトの管理など、エンジニア向けのタスク処理を広範に扱っている本。
 
 

・精神衛生関連

病気であることは、つらい。
一過性のもので、治ることが保証されているのであればいいのだけれども、
慢性的でしかも治る保証がなかったりすると、なんの救いも見出せず出口のないトンネルの中をさまよっている気分になる。
 
そんなときこそ周囲のサポートを期待したいものだが、相談してみたらみたで役にも立たない気休めどころか追い詰める言葉を平気で投げつけてくる
 
非常につらい。
 
所詮、他人の苦しみなどわかりはしないのだ。
自分でなんとかするしかない。
 

エリス&ニューマン『自殺予防の認知療法

自殺予防の認知療法―もう一度生きる力を取り戻してみよう

自殺予防の認知療法―もう一度生きる力を取り戻してみよう

 

 危ないと思ったらまず読むべき本。希死念慮や「何もかも終わらせて楽になりたい」とか、そういうのが少しでもあったら読んだ方がよい。

 

デビッド・バーンズ『いやな気分よさようなら』

〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法

〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法

 

認知行動療法の古典的名著。分厚いが、語り口は優しいので読みやすい。読書療法といって、認知行動療法の本を読むという治療法もあるが、専門家による投薬と併用した方が予後の経過は良いとのこと。

なお、第七部「感情の化学」として3章分が抗うつ薬の作用機序や処方される薬剤について割かれているが、専門的な内容に興味がない限りはこちらのコンパクト版の方でよいだろう。

 

序:始まりの終わり、あるいは終わりの始まり

雑文

このたびジョブレベルが上がり、ペンギン(野良)からペンギン(技術職員)ということになった。

ということで、技術ブログなるものを始めてみようかと思う。

 

すでにブログとかホームページとかはあったりするのだけれど、こういう技術系のことを書くのはあんまり向いていないので今回新しいブログを作るという由。

基本的には勉強したことの覚え書きのために使う予定。

 

わたしのバックグラウンドとしては大学までは社会科学系だったのが、諸縁あって技術職員という情報系の職場にたどりついた。

大学に比較的長いこといたので、データの扱いとか統計分析には割合なれているのだけれど、アプリを実際に作ったりサーバを運用したりみたいなエンジニアリング経験はほぼゼロ。

ということで、ここではエンジニアとしての研鑽を積む過程で得た知識などなどを残していく所存である。